トリを取り合うアツいPBLプログラム進捗報告会@上智大学

[2020年6月27日]

6/27(土)に上智大学でPBLプログラムの中間報告を実施しました。

 

5/31(日)に発足した全部で3つのプロジェクトそれぞれの進捗を確認しフィードバックを行いましたが、どのプロジェクトもとても面白く、今後が楽しみになるようなものばかりでした。

プロジェクトメンバーの学生が、テーブルリサーチはもちろんのこと実際にフィールドワークを行いプロジェクトをガンガン進めていて、非常に前進感があり今後が楽しみになるような報告内容でしたので、各プロジェクトについてご紹介いたします。

 

 

・チームA

テーマは「SNSを通じて貧困の問題を広める」です。

SDGSsの17つのゴールのうち、ゴール1(貧困をなくそう)とゴール2(飢餓をゼロに)を中心テーマに据えて活動しています。

貧困や飢餓は古くから認識されてはいるもののなかなか根絶の出来ない壮大なテーマですが、チームAのメンバーはSNSを通じて貧困や飢餓を認知してもらうことが自分たちのできる最も重要な解決策なのではないかと考えました。

そこで実際に、InstagramやFacebookのアカウントを開設し、貧困や飢餓の情報を世界に発信し始めています。

 

ファシリテーターはフィードバックとして、

「投稿する日時をしっかりと設定している点が素晴らしい」

「中間報告時点で既にいくつかの投稿がされていて、構想だけでなく実践に移すスピードはもちろんのこと、しっかりと自分たちの活動を続けていくための仕組みづくりまで完了している点が優れている」

「情報発信する内容に関しては、実際に自分たちで行動して得た1次情報も加えると皆さんにしかできない発信になり、より大きな影響力を持つことができる」

「Facebookは投稿ごとにエンゲージメントを確認できるので、活用するとより効果的な発信につながる」

とアドバイス。

 

持ち前の行動力に、ファシリテーターのアドバイスによりブラッシュアップされた方向性を兼ね備えたチームAが、残りの1ヶ月で本プロジェクトをどんなものにしていくのか、非常に楽しみです。

 

 

・チームB

テーマは「教育格差」です。

SDGSsの17つのゴールのうち、ゴール4(質の高い教育をみんなに)を中心テーマに据えて活動しています。

教育はすべての根本であり、世界を変えるためにとても重要視されている分野ですが、定義や範囲が広くて深いテーマです。

チームBは自分たちで教育機関(中学校や高校)に対してワークショップを実施し世界の現状を周知するだけでなく参加者から自分たちも学んでいく中で、教育格差をなくしたり、なくすための情報を得たりすることがテーマに向かうための第一歩だと考えました。

まずはチームメンバーの伝手で協力依頼のできる教育機関を洗い出し、今後ワークショップの実施に向けてアプローチしていくそうです。

 

ファシリテーターはフィードバックとして、

「プレゼンテーションの仕方がうまく、非常に伝わりやすかった」

「マクロな課題に対して、実際に自分たちの手の届くミクロな範囲から行動できている点が素晴らしい」

「定義した問題とそれに対する解決策のつながりが見えにくい部分があるので、そこについて今後深堀りしながら進めていく必要がある」

「とにかくワークショップを実際に実施し、素早く早く失敗を繰り返しブラッシュアップことが大切」

とアドバイス。

 

決して一方的に教えるのではなく、互いに学び合うことをテーマにしたワークショップを実施するそうで、学びに対するあり方に非常に共感できます。

ワークショップからワークショップが生まれるという不思議な構図ではありますが、どんなワークショップができるのか、非常に興味深いです。

 

 

・チームC

テーマは「地球環境」です。

SDGSsの17つのゴールのうち、ゴール13(気候変動に具体的な対策を)とゴール14(海の豊かさを守ろう)、ゴール15(陸の豊かさも守ろう)を中心テーマに据えて活動しています。

SDGsの17つのゴールは5つのPに分けることができ、People:人(ゴール1〜6)、Prosperity:経済(ゴール7〜12)、Planet:地球(ゴール13〜15)、Peace:平和(ゴール16)、Partnership:パートナーシップ(ゴール17)と分類されます。

どのPも世界にとって重要ですが、最も根底にあるのはPlanetです。地球がなければ、経済も人も平和もありません。

世界を支える土台である地球環境は、最も重要なテーマかもしれません。

チームCは、プロギングという活動を通じて、地球環境負荷の軽減に挑みます。

プロキングはスウェーデン語で「集める」という意味の”plocka”と”jogging”をかけあわせた造語で、ゴミ袋を持参しジョギングをしながらゴミ拾いをする運動です。

チームCは、日本ではまだ流行っていない北欧発祥のプロキングに目をつけムーブメントを巻き起こすべく活動しています。

運良く上智大学付近の四谷にある日本プロギング協会に、今後アプローチしていく予定です。

 

ファシリテーターはフィードバックとして、

「かなり早い段階から積極的に活動していて、素晴らしい」

「取り組み内容がものすごく現実的で、いいアイデアである」

「この手の活動は一時的に終わってしまう傾向があるが、どのようにそれを解決するのかを掘り下げて欲しい」

「実際にいつ、誰とどれくらいやるのか、どう広げるのか、具体的な行動案について掘り下げてガンガン周りを巻き込んでほしい」

「どのような工夫をすれば、新型コロナウイルスの影響がある中でもプロギングを実施できるのか、検討してみてほしい」

「一過性のイベントではなく継続的な活動とするために、地域の商店会などとの協働を検討するといい」

とアドバイス。

 

報告会の最中に早くも参加したい人がいたチームCのプロギングですが、自分の携わっているプロジェクトから日本でプロギングムーブメントが生まれるかもしれないと思うと、ワクワクします!

 

 

 

3チームのプロジェクトはいかがだったでしょうか?

今回記事ではアルファベット順に報告を並べましたが、実は挙手制で希望する順での発表でした。

どのチームもなかなか先にやりたがらないというよくある現象が起きていると思いきや、遠慮の仕合いではなくトリを取り合っていたことが非常に印象的でした!

残り1ヶ月のプロジェクト期間が終了しても続いていく勢いがどのプロジェクトにもありますが、ひとまず7月末に控える最終報告がとても楽しみです。

 

(アソシエイト 新井)