6/7(日)に上智大学で「利他的リーダーシップ育成プログラム」の実施をいたしました。
ベーシックの第4回目で、内容は「課題解決」についてです。

 

今回のワークショップでは、ビジネスの普遍的な思考法である課題解決手法を学ぶ上で重要な、そもそもビジネスとは何かを理解したあとに、罠に陥りがちな思考法と課題解決の違いをレクチャーしました。

 

「ビジネスとは〇〇である」
〇〇にはどんな言葉が当てはまるでしょうか? もちろん絶対的な正解はなく、人によって内容が違うと思います。
実際に参加者からは「価値の創造」「交渉」「価値の交換」等の意見をいただきました。
顧客にとっての価値とはなんでしょうか? なんのために交渉するのでしょうか?
深掘りしていくと「顧客の問題解決」としてまとめることができるのではないでしょうか。参加者からいただいた意見はどれも正解ですが、本ワークショップでは「ビジネスとは顧客の問題解決」としてまとめ、定義しました。

 

「何のために問題を解決するのか」について定義したあと必要になるのは「どのように課題を解決するのか」ではないでしょうか。
何か課題を解決するときに大切なのは、データと予測のバランスです。判断するためのデータが足りなすぎると予測に頼ってしまうためトレンド思考(過去の経験や業界の常識の枠組みの中でしか考えない)になり、データを集めすぎるといつまで経っても結論の出ないデータベース思考(結論や意思がない中で先の見えないデータ収集に終始する)になってしまいます。

トレンド思考やデータベース思考は気をつけていないとつい陥ってしまう思考法で、ワークショップで代表の杉本が話すたびに私自身もハッとさせられます。

 

思考法についてインプットしたあと、実際にチャットを駆使してブレインストーミング(発散)やアイデアの選定(収束)を行い、実際に課題解決の思考法をアウトプットを通じて体感してもらいました。

 

 

ワークショップを通じて参加者の方々からは、

・「課題を解決する上では経験が全てだと思っていたが、逆に経験がないからこそできることもあるということに気づけた」

・「今まで自分のなかにある問題を解決するときは結構感情で考えてしまうことが多いけど、自分でロジックツリーを作ったりして、身近な問題の解決に向き合ってみたいと思いました。

・「本日は遅れての参加でしたが、簡単にポイントを押さえてくださったので、プログラムに参加しやすかったです!」

とのコメントをいただき、学ぶだけでなく実際に明日からの行動を変えていく意気込みを感じました。
また、私個人としても、課題解決は普段の自分と遠いようで実はものすごく身近であることや、キャリアや実績の有無に関わらず課題を解決することができることを、参加者の気づき・学びから再認識することができました。

今後のベーシックプログラムやPBLプログラムについても、実施し次第投稿を更新いたしますので、是非ご覧ください!

 

(アソシエイト 新井)